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【テニス】Nitto ATPツアーファイナル2018第1戦錦織圭vsロジャー・フェデラーは随所にミラクルなプレーのある互角の技術戦。圭のアグレッシブさと工夫が勝因と見る

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O2アリーナ 日記
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シーズン最後の頂上決戦

男子テニスプレイヤーにおける

年間トップ8だけが参加できる

強者たちの競演

Nitto ATP ファイナルズ。

今年はトップ8プレイヤーのうち

世界ランク2位のナダルと

4位のデルポトロがケガで欠場となり

錦織とイズナーが繰り上がり出場となった。

第1セット

序盤は圭もフェデラーもショットが安定せず

早々にミスが出てロングラリーにならない。

特に、チャンスボールをアウトにするなど

イージーなボレーミスが目立った。

また、フェデラーはセカンドサーブを

狙ってくることがわかっている分

圭はセカンドサーブも思慮が求められ

大事な場面でのダブルフォルトも見られた。

フェデラーのショットは鋭く、厳しく

特にドロップショットを仕掛ける

タイミングが絶妙で、

圭が懸命にリターンしても

それを更に厳しいコースに返してきた。

少しでも気を抜けばブレークされる

そんなプレッシャーの中、

第1セットの圭は我慢のテニスを続ける。

特に、セットポイントも懸かった

第12ゲームでは、打った本人も驚く

ミラクルショットが出た。

お互いサービスキープのまま

タイブレークに突入

しかし、フェデラーのサーブで

早々に拮抗は崩れ、

圭が6−1でセットポイントを握る。

フェデラーのサービスは破れないが

自身のサーブできっちりポイントを取り

第1セットを先取。

第2セット

フェデラーが早くもプレーを修正して

0−40と3ブレークアップし

そのままフェデラーがブレーク。

しかし、第2ゲームで今度は圭が

ポイント先行で試合を進め、

すぐさまブレークバックに成功する。

第2セットに入ってからは

両者ラリーをするシーンが増え、

ストローク戦になれば圭も互角。

また、積極的に前に出ることで

フェデラーのリターン場所を絞って

プレッシャーをかける場面も多く

第5ゲームをブレーク。

その後も、気を緩めることなく

迎えたサービングフォザマッチは

40−0まで一気にポイントを重ね

対フェデラー

4年半ぶりの勝利を手にした。

試合の感想

各メディアからは

フェデラーのミスの多さから

本調子では無かった。自滅だった。

と嘆かれるコメントも多かったが、

立ち上がりの不安定さなどに関しては

圭も同じで本人もそうコメント。

この日の圭は

とにかくセカンドサーブが深く

簡単にリターンを狙わせない

という攻め方がうまく機能していた。

また、ネットに出るシーンも多く、

フェデラーのリターンを自由にさせない

という工夫されたプレーも素晴らしかった。

確かにフェデラーはベストではなかった

しかし、そのフェデラーを破るに

相応しいプレーを圭は繰り広げた。

そんな試合だった。

あとがき

負け越していたフェデラーに勝ち

残る2戦のアンダーソン、ティエムは

直近でも勝利を挙げている分

勝ちやすい相手という見解もあるが、

どちらもサーブの調子が良い時は

手のつけられない難敵。

 

うまく打ち破ってくれることを願う。

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